不二ゼミ新教科書徹底分析とその対策
【英語】の新教科書
単語力定着が最優先!
教科書に出てくる単語が900語から1200語に大幅増加!
各学年35授業時数が増加し、5科目中最も時数が多くなる科目。3年間を通じて420時間の授業があるということは、現在の週3回授業ペースから、週4回ペースで授業がコンスタントに継続することを意味しています。
また、取り扱う単語が900語から1200語程度に大幅増加しました。単語数の増加はコミュニケーションを円滑にするうえで欠かせないものです。自分の考えをできるだけ豊かな表現で伝えられるように、今回の改訂では実用的な口語的表現が多く取り入れられているのが特徴です。
【数学】の新教科書
教科書=入試レベル!反復演習がカギ!
計算力アップは絶対条件!
下図をご覧ください。数学の主な教科書の学年別問題数(小問)の比較です。新教科書では、3学年の総計が約3,200問になっています。さらによくみると、中1の小問数が大きく増加しているのがわかります。これは「正負の数」「文字式」など、中2・3につながる内容の基礎となる計算力が重視されているためです。小学校の教科書でも内容が増えたうえに、基礎・基本的な計算力が求められており、数学は学習内容のつながりを強く意識した改正になっています。
【国語】の新教科書
客観的・分析的読解力を身につけることが大事!
常用漢字196字追加!
各学年35授業時数が増加し、5科目中最も時数が多くなる科目。3年間を通じて420時間の授業があるということは、現在の週3回授業ペースから、週4回ペースで授業がコンスタントに継続することを意味しています。
また、取り扱う単語が900語から1200語程度に大幅増加しました。単語数の増加はコミュニケーションを円滑にするうえで欠かせないものです。自分の考えをできるだけ豊かな表現で伝えられるように、今回の改訂では実用的な口語的表現が多く取り入れられているのが特徴です。
■「読むこと」では、表現や論の展開などを「批評的に」読むことを重視。
・小説
「表現や言葉の選択を批評する」
「時代背景を意識する」
・論説文
「論の展開を批評する」
「筆者の立場を意識する」
「自分の意見を持つ」
「読書活動につなげる」
【理科】の新教科書
最も変化した教科→冷静にテーマ別に対応!
第1分野・第2分野の各上下巻から学年別別冊に!
主要5教科の中で最も大きな変化が生じた科目です。まず、現行では第1分野・第2分野の各上下巻という分冊形態から、学年別の分冊形態にかわります。
またかつての中学理科で当たり前だった「イオン」の学習内容が完全復活します。さらに現行では削除されている第1分野系・第2分野系の内容が、それぞれ対応する学年で復活し、教科書は全体平均で45%も内容が増加します。学習内容の増加に応じて資料も多く掲載されており、情報量が多くなっていますが、そこから必要な情報を整理して抜き出すことも学習の目的となってきます。
■国際ルールに従った単位の
表記に変更
■体積
・リットル l→L
・ミリリットル ml→mL
■速さ
・メートル毎秒 m/秒→m/s
・センチメートル毎秒 cm/秒→cm/s
・キロメートル毎時 km/時→km/h
【社会】の新教科書
地理・歴史の内容変更をチェック!
地理は「調べ学習」から「世界地理」「日本地理」へ回帰!
地理は、現行の「調べ学習」に重点を置いた内容から、世界や日本の諸地域を地誌的にとらえるという従来のコンセプトに戻ります。注意すべきは、かつての「詰め込み教育」のように単に知識を暗記していけばよいというものではなく、現行の「比較・検討して違いを理解する」といったスタイルが継続されることです。基本・基礎知識を覚えるだけでなく、資料を読み取る力も今までどおり必要ということです。
歴史では「世界史」が復活!
歴史では「世界史」の内容が復活することが大きな変化です。地理と同じように、基本・基礎知識として覚える事柄が増えるのは当然ですが、さらに地図と年表で時代の流れを確認するなど、さまざまな視点から総合的にとらえる学習へと変更されています。